日進月歩ブログ
屋根塗装 縁切り・タスペーサーについて
2016年12月13日(火)
こんにちは、プロタイムズ神戸東店 株式会社ライフアート善野です。
前回の更新時にご紹介いたしました灘区の現場ですが、前回塗装時に縁切りがされていなかったので縁切りをし、タスペーサーの挿入作業を行いました。
縁切り中の状況
※縁切りとは、
カラーベスト、コロニアルといった薄型化粧スレートと呼ばれる屋根材は、よくよく見ると表面に溝がついています。
この溝は単にデザインとしてあるわけではなく、屋根材下に雨水が侵入した時排出する役目があります。
屋根材重なり部分のほんのちょっとした溝ですので、屋根塗装をする事によって塗料でふさいでいでしまい、そうなると侵入 してきた雨水が排出されなくなり、 屋根下地の腐朽や雨漏りの原因にな ってしまう事があるのです。
そのために、塗装工事完了後に、塞いでしまった隙間を
カッター等で取り除く 作業を『縁切り』と言います。
つまりカラーベストやコロニアルといった屋根塗装で縁切りをしなかった場合逆にお家を傷めてしまうといった結果になる事もあります。屋根材の下地と言えば野地板と呼ばれる木質の板ですからそれらが腐っていきます。
タスペーサー写真
※タスペーサーとは、
屋根の塗装工事に『縁切り』は必要なものですが、現実には完了した屋根に登る事やカッターで仕上がった塗装面を傷つける事に以前から抵抗感がありました。
ですが、『タスペーサー』の存在がそれらを解消してくれました。
屋根材の継ぎ目から左右15cmの場所に差し込みます。ダブル工法と言いますがメーカー推奨のやり方です。
タスペーサーは、手差しで簡単に挿入できます。間違っていけないのは下塗り(シーラー・プライマー)後に挿入する事です。
これをやる事により長期的に下地への通気性を確保できます。 最新の実験では野地面上の湿度をも下がる事が分かっています
タスペーサー挿入後の写真
以上が縁切り・タスペーサーについてです。
明日からは屋根塗装に入ります!!
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